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2007年1月21日発行のカトリック新聞に安藤神父・理事長の掲載記事が掲載されました。
こちらもご覧ください。(ファイル名:church.pdf)
ハビタット・フォー・ヒューマニティは、エキュメニカルなキリスト教の理念に基づいた非営利の団体です。しかし、現場においては、信仰して いる宗教に関係なく、すべての人々を受け入れるキリスト教主義の団体であり、劣悪な住宅環境の改善を目指しています。ハビタットは、すべての人に愛と恵みをもって接し、あなたの隣人を愛しなさいというキリストの教えに基づいて創設されました。つまり、ハビタットは、住宅を必要としているあらゆる人々の参加を歓迎している団体であります。
そもそもハビタットの働きの始まりは、事業に成功したミラード・フラー夫妻が、1965年、人生を見直す機会が与えられ、すべての私財を「コイノニア牧場」(ジョージア州アメリカス)に捧げ、移り住んだことが始まりでした。ここで、「ファンド・フォー・ヒューマニティ」という基金を設立し、貧しい家族と共に家屋建設を行うプログラムを立ち上げました。1973年、フラー夫妻は、ザイール(現コンゴ共和国)に渡り、コイノニア牧場で培われた住宅支援プログラムを取り入れた建設事業を始め、3000軒にも及ぶ住宅建設に成功しました。帰国後、1976年、ハビタット・フォー・ヒューマニティを設立し、米国をはじめ、多くの国々でハビタットの働きが開始されています。
現在、ハビタットの働きの現場は、世界100カ国(2408支部)に広がりをみせています。今までに、20万軒にも及ぶ住宅を支援してきました。昨年だけで2万軒を超える住宅を支援させていただき、24分に1軒のスピードで住宅の支援を行ってきています。
ハビタットの働きはチャリティーではありません。貧困の中にある人々と協力し、貧困から脱却する方法を身に付け、マイクロファイナンスや回転資金などの方法によって、自立させていく方法を確立しています。
ハビタットの共に汗を流して分かち合う方法は、世界中で問題になっている宗教や民族紛争の地域において、異なった立場の人々が共に汗を流すことによって和解を促進させ、様々な人々と共に幸せを作り上げています。フィリピンのミンダナオ島では、クリスチャンとムスリムの間で長年の紛争がありますが、数年前からEU(欧州連合)の支援でハビタット・フォー・ヒューマニティ・フィリピンがクリスチャンとムスリムが共存する地域で、協力して住宅再建委員会を構成し、和解を構築しながら住宅建設が行われています。


このようにハビタットの働きは、世界中で多くのボランティアの協力により、成し遂げられてきました。スマトラ沖地震の津波被害では、世界中から企業や教会、赤十字社などから4カ国(タイ、インドネシア、スリランカ、インド)で1万軒の契約があり、昨年末で、すでに5千軒の住宅の支援を行ってきました。これは、民間で一番多くの支援をさせていただいたことになります。これは、資金のみならず、3千名を超えるボランティアが世界中から集まり、支援していただいたことによって成し遂げられた数字です。
日本では、2003年にNPO法人格を取得し、2005年には、愛知で開かれた万国博覧会にもJapan Baptist Missionの協力によりまして、ブースを設置し、多くの方々にハビタット・フォー・ヒューマニティの働きを紹介させていただきました。
ハビタットの使命と方法論は、以下に述べる理論に基づいています。
信仰を行動で表現する (Faith in Action)
ハビタットの活動は、「イエスの教えに沿うには、イエスが説かれた互いに思いやる慈愛の精神を生活に反映させなければならない」、という信念に基づいています。この慈愛とは、言葉だけではなく、行動をともなう真の慈愛でなければなりません。ハビタットは、人々が自らの信仰と慈愛の精神を行動へと移す機会を提供しており、異なった背景(文化・宗教・環境など)を持つ人々を結びつけながら、安価な住宅の建設とよりよいコミュニティづくりの実現に取り組んでいます。(HPの世界のハビタット参照)
*関連する聖書の言葉
「世の富を持ちながら、兄弟が必要な物に事欠くのを見て同情しない者があれば、どうして神の愛がそのような者の内にとどまるでしょう。子たちよ、言葉や口先だけではなく、行いをもって誠実に愛し合おう。」(ヨハネの手紙T3:17,18)
⇒関連聖句:ヤコブ2:14-26、マタイ25:35.36、マタイ22:37-40、マルコ12:29-31など
イエスの経済学 (The Economics of Jesus)
人間が私利私欲に動かされること無く、人間のニーズに応えようとする行動をとる時、神は私たちの活動や行動を高めてくださると信じています。ハビタットでは、この考え方を「イエスの経済学」と称しています。ボランティアの無償労働、パートナー団体のサポート、ホームオーナーによる労働、これらのすべてが合わさることによって、ハビタットの住宅建設が実現されるのであります。この考え方には次の4つのポイントがあります。

ハンマーの神学論 (The Theology of the Hammer)
ハビタットのパートナーシップは、愛の精神を行動へと移すことによって、信仰の違いを乗り越えるという、共通の信念の上に成り立っています。神の愛を高める目的で、すべての人がハンマーという道具を使うことができるのであります。
ハビタットの創設者であるミラード・フラーは、この概念を「ハンマーの神学」と呼んでいます。フラーによれば、「私たちは様々な点で意見の食い違いを見ます。しかし、困っている人々と共に住宅を建設するという点でわかりあうことができる。そのために、収益や利益を追求しないイエスの経済学が必要なのである」と説いています。
ハビタット・フォー・ヒューマニティは、住宅建設のパートナーを選びません。つまり、あらゆる人々を共に活動するパートナーとして迎え入れています。聖書によれば、「神はすべてのものの神である」とフラーは説明しています。この考えが、世界中で「ハンマーの神学」を働かせ、より多くの国におけるより多くの住宅建設を可能にしているのです。
ハンマーの神学に従い、ハビタットでは、次の4つのポイントが実行されています。
南北戦争の終わりごろ、両サイドの兵士たちは荒廃した故郷を再建するために、故郷に戻り始めました。その中にロバート・グッドラッド・ボーベルという人がいました。ロバートは、ミズリー州の片田舎に住んでおり、大工としてよく知られていました。その後、彼は、息子たちと共に多くの家を建設し、コミュニティーを築き上げていきました。
ロバートの名誉と信条に従って、ロバートの子孫は、ロバートが南北戦争時に使っていた剣をハンマーに変えることに同意しました。そして、世界の至るところで、人々に適切な住宅を与えているハビタット・フォー・ヒューマニティの努力を認め、その剣ハンマーを寄付されました。

(ハビタット・フォー・ヒューマニティ・インターナショナル本部にて)
「主は、国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。彼らは、剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない。」
ハビタット・フォー・ヒューマニティの働きを通して、争いのあるところに平和を、分裂のあるところに一致を、迷いのあるところに信仰を、誤りのあるところに真理を、絶望のあるところに希望を、悲しみのあるところに喜びを与えることができれば幸いです。
ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン
サポート教会の働き
・ 活動のために祈りを捧げる
・ 寄付をする
・ 募金活動を行う
ハビタットではかわいい募金箱を用意しております。バザーなどの際に近隣の方に呼びかけるなど、募金活動にご協力下さい。
・ 建築ボランティアへ(GV)に参加
十分な人数が集まると、教会単位で建築ボランティアに参加することができます。計画から、募金活動、実際の建築まで体験することができます。
1. 教会員・求道者が建築ボランティアに参加する。
2. 青年の育成プログラムとして、建築ボランティアに参加する。
3. アジアなどの姉妹教会と協力して、建築ボランティアに参加する。
詳しくは海外建築ボランティアhttp://www.habitatjp.org/GI/gi_bp.htmlをご覧下さい。
・ 国内の災害時においてハビタット・ジャパンの災害救援活動を支援する
ハビタット・ジャパンには、キャンパスチャプターというハビタットの学生クラブがあります。毎年年間700名近いボランティアが日本からアジアや太平洋地域に住宅建設のボランティアとして出かけます。関東では、青山学院大、明治学院大、神田外語大、東海大などで活発な活動が行われています。関西では、関西学院大(上ヶ原、三田)、同志社大、立命館大(京都、草津、大分)、関大、京都外語大などにクラブがあります。
ハビタットでは、この大学生ネットワークにも協力していただきながら、さらに教会の皆様のご支援・ご協力を得て、国内の災害支援に備えて行きたいと考えております。災害の地域に対応しながら、貴教会が災害地域に近くに位置する場合に支援の拠点にさせていただけないかと願っております。
ハビタット・ジャパンの塚本事務局長は、過去20年近く、世界の災害や紛争後の復興支援などの経験があり、阪神大震災時においては兵庫区のボランティア対策委員長を務めた経験から、国内における避難所の運営などに関心を持っております。
・ ハビタットの働きを友人・知人に知らせる
ハビタットのパンフレットを教会に置いて、多くの方にハビタットの活動を広げてください。
ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパンからの取り組み
どうかご協力よろしくお願いいたします。