ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン
ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン
 
世界のハビタット < ハビタットとは < Home  

アメリカ・カナダ地域での取り組みus01

2005年、アメリカ合衆国・カナダのハビタット・フォー・ヒューマニティの活動において、大きな成果があげられました。テネシー州ノックスヴィル(Knoxville)における、ハビタットの20万軒目の住宅の起工式と献呈式は、世界中から貧困住宅をなくすという目標に向けてハビタットを一歩前進させました。加えて、新たなパートナーシップや、アメリカのミシガン州とカナダのオンタリオ州でのジミー・カーター・ワーク・プロジェクト(Jimmy Carter Work Project)、その他のイベントなども賞賛に値します。しかい、こうした祝福が現実となるためには、まだやるべきことがたくさんあります。

アメリカ合衆国における、その大きな存在感に伴う現在のニーズによりよく対応するため、ハビタット・フォー・ヒューマニティのアメリカ・オフィスは組織改革を行いました。内部の調査チームによる徹底的な再検討と、ベイン社(Bain & Co.)の組織コンサルタントからのアドバイス、そしてアメリカ国内の数百のアフィリエイの意見から、新しい組織の提案がなされました。ハビタットの主要なフォーカスは、アフィリエイトの数を増やすことよりも、既存のアフィリエイトを強化することにシフトしました。

以上を胸に、ハビタット・フォー・ヒューマニティ・カナダは将来の成長のために、能力を伸ばすことに集中して取り組みました。この目的のためのイニシアティブには、メンバーシップによるガバナンス構造の導入や、カナダのグローバル・ビレッジ・プログラムの強化、新たなレベルでの企業パートナーシップの誘致、カナダの委員長会議の立ち上げ、津波やハリケーン被災地域における海外アフィリエイトの活動への支援が含まれます。

Top

 

主要な成果

・ us02ハビタット・フォー・ヒューマニティとスリヴェント・フィナンシャル・フォー・ルーテラン(Thrivent Financial for Lutheran)は、4年間、1億500万USドルの協力を通じて、より大きな経済的独立に到達できるよう家族と協働する、という画期的な提携を結びました。「スリヴェント・ビルド・ウィズ・ハビタット(Thrivent Build with Habitat for Humanity)」と呼ばれるこの新たなパートナーシップは、1991年に開始された従来のプログラムである「ビルディング・ホープ、ビルディング・ホーム」に代わるものです。この新たな関係は、アメリカ国内や世界中での建設のための資金とボランティアによるサポートを、大いに伸ばします。「スリヴェント・ビルド」は300万人近いスリヴェント・フィナンシャルのメンバーとルーテル教団、そしてハビタット・フォー・ヒューマニティを結びつけ、以下の活動を行います。
  1. 2008年までに、アメリカ国内で年間最大500軒の住宅を建設します。
  2. 個人やルーテル・グループのための、海外向け、国内向けの短期プログラム(5-15日間)に参加します。
  3. ハビタット・フォー・ヒューマニティに資金面で貢献します。このプログラムを通してスリヴェント・フィナンシャルは、メンバーが2USドル寄付をするごとに、1USドルの寄付を行います。
  4. 特定のコミュニティにおいて、貧困住宅を大いに改善するプロジェクトのための、コミュニティ組織や連合、非営利組織に年間およそ6つの、最大100万USドル規模の資金提供を行います。
  
・ 2005年度のジミー・カーター・ワーク・プロジェクトは、ミシガン州の数十の建設サイトで行われ、63のアフィリエイトが建設された238軒の住宅を祝いました。主要な建設サイトは、ベントン・ハーバー(Benton Harbor)とデトロイト(Detroit)でした。さらに、初のアメリカ/カナダ・ジミー・カーター・ワーク・プロジェクトとして、「川向こう」のカナダ、オンタリオ州のウィンザー(Windsor)でも住宅が建設されました。ウィンザーの6家族と共に住宅建設が行われ、ジミー・カーター元大統領とその妻ロサリン(Rosalynn)がカナダ側の式典に参加しました。
  
・ アメリカ・オフィスの新しいサポートシステムは、全ての支部−アフィリエイトやキャンパス・チャプター、州の支援組織−が、包括的な国内プログラムの一部となるように、アメリカ中に住んでいる数十人の持つ専門知識や技術を融合させるものになっています。このチームでのアプローチによって、アメリカ・オフィスの様々な部門間の連携のとれたやりとりを通じた、支部組織へのあらゆるレベルのサポートと特定サービスを提供することができます。ハビタット・フォー・ヒューマニティ・インターナショナル、アメリカ・オフィスのフィールド・オペレーション部門が、非都市部の全ての支部に対して、サポート専門家や組織開発コンサルタントを通じた、コンサルティングのサービスとサポートを提供するのです。
  
・ アメリカの1,600を超えるアフィリエイトのうち、1,000以上は農村部にあります。アメリカ全土の農村部に位置するアフィリエイトの調査を終え、ハビタット・フォー・ヒューマニティ・インターナショナルの農村部イニシアティブは今年、その最終報告書を提出しました。
  
・ アメリカの主要な大都市、もしくはその近郊で活動するおよそ140のアフィリエイトはアーバン・プログラム部門のサポートを受けています。この部門は6人のスタッフで構成され、組織開発、大規模開発、ファイナンス、資源開発の専門家を擁しています。

Top

 

農村部イニシアティブ報告書のハイライト: 数字で見る農村部アフィリエイト

・ インタビューを行った91の農村部アフィリエイトのうち、最も生産的なアフィリエイトは10年以上の活動経験を持っていました。生産性の高いアフィリエイトの83%は1995年以前に活動を開始しており、生産性の低いアフィリエイトでは1995年以前に開始したのは54%でした。
  
・ 生産性の高いアフィリエイトのほぼ全て(90%)が独立したひとつのオフィスを持っている一方、より生産性の低いアフィリエイトでは、事務所スペースを持っているのは52%のみでした。
  
・ 訪問することのできた、生産性の低いアフィリエイトのうち、リストア(ReStore)をもつのは2つ(4%)のみであるのに対し、生産性の高いアフィリエイトの56%以上がリストアを持っていました。

Top

 

ハイライト

・ us03ノース・キャロライナ州のガーナー(Garner)近郊のセント・アンドリューズ統一メソジスト教会(St. Andrews United Methodist Church)のメンバーは、昨年の「ビルディング・オン・フェイス(Building on Faith)」のイベントの呼びかけに応え、ハビタット住宅を後援することに同意しました。ランディ・メイナード(Randy Maynard)牧師は、教会が神の思し召しに基づいて行動していると思うと述べ、さらに教会が、48,000USドルの資金を募る1日のイベントを主催することを提案しました。このようにして、信心深い熟慮から、この教会はその信徒団のあらゆる年齢グループを巻き込んだ様々な資金集めの活動を行うようになりました。5月21日の土曜日、嵐雲が去り、群衆が殺到し、そして教会は71,500USドルを集めました!
  
・ ハビタット・フォー・ヒューマニティ・インターナショナルと教会とのパートナーシップの祝福である、毎年恒例のビルディング・オン・フェイスは、2005年9月11-18日に行われました。アメリカ全土で、620の教会や信仰グループが53ヶ所に集まり、150軒の住宅を建設しました。
  
・ 事務局長会議がコロラド州、ブルッケンリッジ(Breckenridge)で2005年7月7-9日にかけて開催され、アメリカとカナダから220人の代表者が集まりました。この会議のテーマは「能力の枠を外す:想像する、信じる、実現する」でした。
  
・ 2005会計年度に行われた「コレジエイト・チャンレンジ・ビルド(Collegiate Challenge Build)」に12,351人の大学生が参加し、244のアフィリエイトがこれらのグループを受け入れました。今年度、参加者はアフィリエイトのために120万USドルの寄付を行い、さらに44,500時間を建設現場でのボランティア作業に費やしました
  
 
・ 5歳から25歳までの若者を巻き込んだ「ユース・ユナイテッド(Youth United)」プログラムは、今年、40軒の住宅建設を行いました。アメリカ全土の67のアフィリエイトがこれらの建設活動にかかわり、個々のプロジェクトに平均250人の若者が参加しました。
  
・ 2005年4月4-10日の「動く!話す!建てる!週間(Act! Speak! Build! Week)」中に、205のキャンパス・チャプターが、政府職員と貧困住宅の撲滅について話し合う会合を開催したり、それに参加したりしました。
  
・ アメリカのアフィリエイトによる「10分の1の寄付」が、2005会計年度、1100万USドルを超えました。「ハウス・フォー・ア・ハウス(House for a House)」キャンペーンでは、住宅を建設するごとに4,200USドルを10分の1の寄付としてアフィリエイトが寄付するよう呼びかけています。
  
・ 2005年末の「ホームビルダーズ・ブリッツ(Home Builders Blitz)」のプロジェクト・スタッフの報告によると、2006年6月5-9日にかけての「ナショナル・ホームオーナーシップ(National Homeownership)週間」に、168のアフィリエイトが732軒の住宅を建てる計画をしています。さらに300軒の住宅が、メキシコ湾岸でハリケーン被災者とプロの住宅建設業者によって建てられます。これはハビタット・フォー・ヒューマニティ史上、例をみない規模のイベントになります。
  
・ カナダ首相のポール・マーティン(Paul Martin)の妻シェイラ・マーティン(Sheila Martin)は、オンタリオ州、コーブール(Cobourg)のハビタット・フォー・ヒューマニティ・ノーザンバーランド(Northumberland)を訪問し、カナダの2つの「ウーマン・ビルド(Women Build)」プロジェクトのうちの1つを訪れました。もう片方の「ウーマン・ビルド」住宅は、マニトバ州のウィニペグ(Winnipeg)で建設されました。
  
・ 2005年12月、ハビタット・フォー・ヒューマニティ・トロントは、30家族が新たな住宅への鍵を手にした、カナダで史上最大の献呈式を主催しました。
  
・ カナダのグローバル・ビレッジ・プログラムは、スザンヌ・バロック(Suzanne Bullock)とリック・テイト(Rick Tait)の2人のコーディネーターのリーダーシップにより、強化され、認可を受けました。グローバル・ビレッジ・プログラムのパイロット・チームは、2005年11月にウガンダで住宅建設を行いました。2006年のプロジェクトに向けて、350人のボランティアが登録しています。
  
・ カナダのドナーは世界中のニーズに応えています。2005年、ハビタット・フォー・ヒューマニティ・カナダは、津波被災地域のための17万5,000カナダドル以上を受け取り、アメリカのメキシコ湾岸の再建を支援する「オペレーション・ホーム・デリバリー(Operation Home Delivery)」のために、現在までに250,000カナダドル以上が集まっています。これは、どの「10分の1の寄付」よりも大きいものです。
  
・ ホーム・デポ・カナダ(Home Depot Canada)はハビタット・フォー・ヒューマニティ・カナダと最も規模の大きいパートナーシップを結び、プラチナスポンサーとして「リーダーズ・ビルディング・ア・ネーション(Leaders Building a Nation)」のイニシアティブを支えます。
  
・ ハビタット・フォー・ヒューマニティ・カナダのプランニング会議が、オンタリオ州ミシソーガ(Missisauga)で2005年11月に開催されました。

Top

 

受賞

アメリカ合衆国us04
 ネブラスカ州のカーニー地域のハビタット・フォー・ヒューマニティは、その確実な住宅建設の伸びによって、「最優秀アフィリエイト賞(小規模)」を受賞しました。このアフィリエイトは、2004年に住宅建設を33%増加させ、2004年度の「10分の1の寄付」を前年度から200%増加させました。

テネシー州のウィリアムソン郡のハビタット・フォー・ヒューマニティは「最優秀アフィリエイト賞(中規模)」に選ばれました。このアフィリエイトは確実に住宅建設数を増やし、かつ、建設資材と資産のサイズの拡大にもかかわらず、住宅コストの引き上げを行いませんでした。平均収入と連動した住宅支払額は、「ベスト・プラクティス」の基準を超えています。さらに委員会はこれからの3年間、1軒あたりの基本的「10分の1の寄付」の額を引き上げることを決定しました。

コロラド州のメトロ・デンバーのハビタット・フォー・ヒューマニティは、そのいくつかの地域での功績によって「最優秀アフィリエイト賞(大規模/都市部)」を受賞しました。「10分の1の寄付」に関して、このアフィリエイトは3年連続で、10万USドルを超える資金を集めました。これは、世界中で26軒の住宅を建てる金額に等しいものです。会計に関しても、このアフィリエイトは管理コストを12%に抑えています。また、パートナーシップでも成功を収め、2004年末に28家族がきちんとした住宅を持てるようになりました。現在までに、ハビタット・フォー・ヒューマニティ・メトロ・デンバーは198軒の住宅を新築し、40軒の修復を行っています。また地元で、2003年の135より増加した、230以上のパートナーシップも発展させました。

クラレンス・ジョーダン賞が、テキサス州ダラス地域のハビタット・フォー・ヒューマニティに、そのアメリカ国内で最も大規模な公営住宅の1つでの再開発における創造性と革新性に対して、送られました。グリーンリーフ・ビレッジ(Greenleaf Village)は、古いスタイルのバラックの公営住宅に取って代わる、新しい単一家族向けの305の住宅区画を持つものです。様々な収入層、人種の人々が混ざって住んでいます。居住者の38%が、この地域の平均家計収入の50%を切っており、35%が平均収入の80%を上回っています。

カナダ
以前は「イノベーション・アワード」と呼ばれていた「最優秀賞」が、プリンス・エドワード島のハビタット・フォー・ヒューマニティの「コミュニティスクール安全建設コース」に対して贈られました。このコースは毎週3時間、9週間続けて地元のモールで行われ、実際的なトレーニングを通じて、建設安全と住宅建設技術を教えます。登録者は予想の5倍にもなりました。ハビタットを知ってもらうことができ、ボランティアが訓練を受け、またコース中に製作されたこどもの家は、くじびきの賞品として資金集めに使用されました。

「建設賞」は、2004年に51軒の住宅を建てたハビタット・フォー・ヒューマニティ・トロントに贈られました。

「ビルダー賞」は、25,000人以下の人口しかない地域で3軒の住宅を建設したハビタット・フォー・ヒューマニティ・マスコカに贈られました。

「10分の1の寄付」賞は、1軒につき8,542カナダドルという、カナダでトップの寄付を行うアフィリエイト、ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ホールトンに贈られました。ヒューロンとエドモントンのハビタット・フォー・ヒューマニティが、これに続きました。

最優秀ボランティア賞(アメリカ、カナダ)
 トニ・レーリーとラリー・レーリーは、ノース・カロライナ州のハビタット・フォー・ヒューマニティ・ムーア郡と海外での、双方のハビタットの活動に大きく貢献しました。このことは、2人のハビタット住宅の屋根の上での出会いから、「愛が建てた家」を建てるための友人や家族からの寄付の結婚祝いにまで表されています。

 2003年の一部と2004年を通じて、ラリーは新しいハビタット・ムーア・ストア/ムーア郡オフィスのプロジェクト・マネージャーとして働きました。彼の努力により、アフィリエイト・オフィスとハビタット・ムーア・ストアのための23,000平方フィート(約2130平方メートル)の建設がなされました。

 トニは現在、アフィリエイトの評議員長としてその評議会を率い、戦略計画の作成や、委員会組織の再検討、アフィリエイトの5ヵ年目標の計画を行っています。また近いうちに年間18軒の住宅建設を行えるよう、アフィリエイトの能力向上を図ろうとしています。2人のムーア郡での働きの結果、彼らによって後援される住宅を最小限の年間1軒に抑えることができました(2004年は2軒)。彼らはまた、ザンビアのケネス・カウンダ・ワーク・プロジェクトや2002年度の南アフリカでのジミー・カーター・ワーク・プロジェクト(JCWP)、グルジアでの2003年度JCWPを支援しました。

 過去10年の間、ジーン・デシュナー(Jeanne Deschner)はコロラド州のハビタット・フォー・ヒューマニティ・フラットアイアンの一部を成してきました。建築サイトでのボランティアから、チーム長を務め、アフィリエイトの評議員長や様々な委員会の長を務めることまで、デシュナーの働きは、このアフィリエイトのほぼ全ての側面に影響を与えています。

 デシュナーは教会関係委員会の立ち上げを助け、彼女のリーダーシップの下、20を超える教会がハビタット・フォー・ヒューマニティ・フラットアイアンとパートナーシップを結びました。彼女は、このアフィリエイトによって建てられた30軒の住宅の、全ての家族とともに働き、またアフィリエイトの能力向上のために、3代の事務局長と緊密に働きました。評議会での8年目を終え、その評議員長の仕事を引退した今、彼女はこのアフィリエイトが、中規模のアフィリエイトに成長するいい位置にいることに大いに満足しています。

 カナダの最優秀ボランティアに選ばれた、ニューファンドランドのキース・オニール(Keith O’Neill)は、1997年からハビタット・フォー・ヒューマニティでボランティアとして働きました。リストア(ReStore)の立ち上げにかかわり、2004年の「ブリッツ・ビルド(Blitz Build)」の準備に膨大な時間を費やし、エンジニアリングと建設に関する専門知識とエネルギーを持って周囲を教え励まし、「ビルディング・オン・フェイス(Building on Faith)」や「買戻し改修」、バリアフリー住宅や「ブリッツ・ビルド」などの多様なプロジェクトに参加してきました。オニールは、評議員長と建設委員長を務め、スキルを持つボランティアと資源を動かしています。

ボランティアたちが、2005年度のジミー・カーター・ワーク・プロジェクトの、カナダ、オンタリオ州のウィンザーにある現場で働きます。

Top

 

 
メールお問い合わせ ハビタットホームページ  

 
非営利活動法人 ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン
 
 
ハビタット 著作権