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能登半島地震対応、輪島市での土蔵修復支援 活動報告書

 能登半島地震の被害では土蔵も大きな被害を受けました。土蔵は輪島塗の作業所や酒造工場として使われているところも多く、まちづくりの観点からみても貴重な財産です。ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパンは、建築家やまちづくりコンサルタントが立ち上げた現地の土蔵修復支援活動実行委員会に協力するため、5月21日と22日、米空軍三沢基地からのアメリカ人ボランティア3名と共に輪島市で活動をおこないました。

200705281203-1.jpg 現地では実行委員会の水野雅男氏や萩野紀一郎氏とスタッフの方々とともに作業をおこなったのですが、水野氏も萩野氏も英語が堪能であったため、コーディネーターとしては非常にやりやすかったです。

 三沢基地からは、昨年のジミー・カーター・ワークプロジェクト(JCWP)にも参加してくれたJeremy Huffaker氏の他に、Joseph Bordonaro氏とSong W Lee氏が参加してくれました。ちなみに三沢基地からは車で10時間以上もかかります。 ボランティア休暇制度を利用できたということで、基地の人々からも応援してもらったそうです。

200705281203-2.jpg今回は鳳至地区にある2階建ての土蔵の一つが対象でした(同じお宅になんと3棟の土蔵がありました)。損壊している土蔵の壁土をハンマーなどで落とし、竹や木材を取り除いて適度な大きさに砕き、その壁土を土嚢袋に詰めて運搬するというのが作業の主な内容です。壁土は2%ほどの新しい土を混ぜてリサイクルするそうです。

 作業は土ぼこりが舞う中で行われ、中腰の作業が多いため、かなりの重労働でした。壁土はとても重く、ひとつの土嚢は35kgから40kgになります。これを土蔵から運び出し、一輪車に何袋も乗せて運びます。これまでの海外の建築活動とは全く違った経験になりました。

 輪島ではこの土蔵修復支援活動は注目を浴びており、また外国人ボランティアが来たということで、地元の新聞やテレビなどの取材も受けました。

 昼食はご近所にある輪島塗の塗師として有名なDさん宅でいただきました。お膳やお椀はやはり高価そうな輪島塗でした。つばめが出入りする立派なお宅で、安倍首相も訪問したという作業所も見学しました。

 2日間で土蔵の土壁はほとんど取り払われ、予想していた以上の成果があがりました。三沢基地の3人は自ら進んで厳しい作業に取り組んでくれ、気さくながらも節度ある態度に多くの人が感銘を受けていたようです。コーディネーターである当方からしても、理想的なボランティアチームでした。

200705281203-3.jpg実行委員会としては、修復した土蔵を借り受けてギャラリーにしたりすることも考えているようです。土蔵の調査はすべて終わっているので、資金計画や、まちづくりにどうつなげていくかについて、現在計画を練っているところということでした。なお、土蔵の修復には1棟につき500万円程度かかるということです。

 今後もまた人手が必要になることが予想されますので、ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパンにご連絡くださるようお願いしておきました。

補足:持参するもの、宿泊場所などについて 

 今回持参したものは以下の通りです。なおゴーグルと防塵マスクは先方で用意してくれました。
 1)ヘルメット、2)タオル、3)軍手、4)長靴または丈夫な靴、5)汚れてもいい服、
 6)救急セット、7)飲料水、8)食事、9)寝袋。

200705281203-4.jpg 宿泊は事務局の活動本部の2階を使わせていただきました。住所などは以下の通りです。
 住所 輪島市河井町4-66-1「あての家」(工房長屋隣)
 電話 0768-22-2681
 ※車はマリンタウンの駐車場にとめる。
 ※寝室は板張りなので、寝袋の他にマットのようなものがあるほうが快適。
 ※近くに銭湯もある(月曜日定休)
 ※街中なので便利。朝市や食料品店、レストランや喫茶店なども近くにあるが、夜は閉まるのが早い。 
               *   *   *

 ハビタット・ジャパンでは、この災害の被災者を支援、援助することを目的に、引き続き義援金の受け付けを実施します。寄せられた義援金は、公正、適正に被災者支援のための活動に用いられます。皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。
 義援金の振込先は以下の通りです。
 【郵便口座】
 口座番号:00100-2-278431 
 口座名義:(特活)HFHジャパン
 お振込みの際には、住所、氏名のほか、通信欄に「能登半島地震支援」とお書きください。
 【銀行口座】
 振込先:三井住友銀行 中野坂上支店
 口座 :普通 4180738
 口座名義:トクヒ)ハビタット フォー ヒューマニティ ジャパン
 お振込みが完了しましたら、お名前やご連絡先、利用用途としての能登半島地震支援金であることを事務局までご連絡ください。
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 【謝辞】
 今回の能登半島地震で被災された方々への支援協力を呼びかけたところ、現在までに寄せられたご支援は以下の通りです。本当にありがとうございました。寄せられたご支援は公正、適正に被災者支援のための現地での活動に役立たせていただきます。記して感謝の意を表します。(敬称は略させていただきました。前回分までの再掲を含みます。)

 【義援金】
 3月30日 イエズス会社会司牧センター       50,000円
 3月31日 氏名不詳                   20,000円
 4月2日  伊藤 礼                    10,000円
 4月2日  施 治安                      3,000円
 4月2日  奥谷浩一                   10,000円
 4月4日  名東キリスト・ルーテル教会        20,000円
 4月6日  渡久地晴仁                   3,000円
 4月11日 森嶋伸夫                     3,000円
 4月17日 小倉幸子                    10,000円
 4月17日 クリストファー・ルース            10,000円
 5月1日  神の家族主イエス・キリスト教会      18,460円
 5月17日 京都外国語大学ハビタット         15,872円

【物資提供】
4月2日 株式会社コスモスイニシア(コスモスグループ)
              二次災害防止用ブルーシート   250枚

 
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